書評「サイコロジー・オブ・マネー」

書評

今回は書評を書いて行きます

趣味が読書なので、個人的に学びが深かった本を紹介して行きます。

今回紹介するのは、「Psychology of Money」一生お金に困らない富のマインドセット

世界的ベストセラーにもなっている本で、アマゾンや楽天でも評価も高く

実際に読んで見ました。この本をオススメする方は

・お金について学びたいが何から勉強すれば良いかわからない方

・株式投資をやってみたいが何から始めれば良いかわからない方

個人的な感想としては過去読んだ「ウォール街のランダムウォーカー」

にも通づる物があると思いました。興味ある方は名著ですので是非!

お金に対する考え方

著者は、「お金とうまく付き合うには、頭の良さより行動が大切だ

天才も感情をコントロール出来なければ破産する」と書いており

金融知識が豊富な人が欲をかき失敗していく例や

金融知識の無い素人でも裕福になれると事例を出しながら説明してくれます。

経済的な成功は何を知っているか?よりもどう振舞うか?が大事である

要は、ソフトスキル>ファイナンススキルと言う事ですね

この物理や数学で得られないソフトスキルの事を

「サイコロジー・オブ・マネー=お金の心理学」と言います

個人的にはこの見出しはショックでした・・・お金の増やし方はスキルが

大事だと考えていたからです。なのでファイナンスの勉強にはかなりの時間を投下し

行動してきたつもりでしたが、今このタイミングでこの本に出会えた事は

考え方を一から変える良いきっかけとなりました。

おかしな人は誰もいない

あなたのお金に関する個人的な経験は、世界で起きたことの0.00000001%程度にしか相当しない

だが、それはあなたの考え方の8割を構成している

だから同じ様な知的レベルの人でも投資方法、お金に対する優先事項

リスクへの許容度について意見が大きく分かれる

この一文を読んで、確かにお金に関して周りや親と話していても理解し合えない事が

良く分かった、生きてきた時代も違えば、置かれて来た環境も違う

私自身は、世界経済は今後も成長を続けると考える楽観主義者なので

インデックスファンドで積立投資を数年やっており、まわりからは株は怖い

止めておけなど言われ、その気持ちがさっぱり理解出来なかったが

人のお金に対する見方は、全く事象が異なる世界で形成されており何が正解で

何が不正解かは誰にも分からないという事も良く理解できた。

市場から退場しない!

著者はお金に対して様々な考え方があるとしながらも

バフェットを例に取り、一貫して投資を続けられたからこそ彼の成功があったと

しており、安全資産(現金)を余裕を持って持ちながらも

手数料の安いインデックスファンドをドルコスト平均法で買い

長期間福利運用する事を推奨しています、ここで大事なのは、投資を続ける事であり

避けたいのは市場から退場する事、特定の戦略や世界観に固執せず

謙虚になり、築いた資産があっと言う間に無くなるかもと言う緊張感を持ち

倹約に努め、福利で長期間運用しなければならないと書いています。

私自身は個別株やアクティブファンドの株を買った事は無く

ここの株は上がりそうだな〜 買おうかな〜 と思った事は何回もありますが

今後も地道にコツコツインデックスファンドを買い増しして行こうと思います

まとめ

投資家はどれだけ金を払っても傲慢にならないための方法を学ばなければならない

優秀な人間が大失敗するのは大抵傲慢さが原因であると書いてありますが

これって投資に限らず通常のビジネスでも同じ事が言えると思います。

物事が上手く行っている時は慎重に、上手く行かない時は寛容に

もっともっとでは無く、もう充分と言う感覚を大事にし、日々邁進して行きたいと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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